化粧品の原料はどんなもの?化粧品の原料と役割<2>

 

化粧品の原料には、水溶性成分と油溶性成分のほかに、化粧品を安定させたり、感触をよくしたり、色味を出したりするときなどに使われる成分があります。

 

敏感肌の方は注意して見ておきたい成分です。

 

このページでは、主に界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤についてご紹介していきますので、化粧品やシャンプーなどを選ぶときの参考にしてください。

 

界面活性剤

 

界面活性剤とは、簡単に言うと、通常では混ざりにくい水と油を混ぜ合わせる橋渡しとして使われる成分のこと。

 

化粧品では主にクレンジング、石鹸や洗顔料などに使われています。

 

界面活性剤には4つのタイプがあり、そのタイプによって肌への刺激の強さが変わります。用途と主な成分は以下のとおりです。

 

アニアン型

石鹸やシャンプー、洗顔料によく配合されている、洗浄効果の高い成分です。皮膚への刺激が若干伴います。

  • 高級脂肪酸石けん
  • N-アシルアミノ酸塩
  • アルキル硫酸エステル塩
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    カチオン型

    トリートメントや制汗剤などに配合されている殺菌効果のある成分です。皮膚への刺激は他の界面活性剤に比べて強めです。

  • ベンザルコニウムクロリド
  • ベヘントリモニウムクロリド
  • 塩化アルキルトリメチルアンモニウム
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    アンホ型

    主にシャンプーやリンス、柔軟剤などに配合されている、乳化の役割をする成分です。皮膚への刺激はほとんどありません。

  • コカミドプロピルペタイン
  • アルキルジメチルアミノ酢酸ペタインド
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    ノニオン型

    非常に多くの化粧品に使われている成分です。乳化の役割をしています。皮膚への刺激はほとんどありません。

  • ステアリン酸グリセリル
  • PFG-60水添ヒマシ油
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    界面活性剤はお肌によくないということが言われていますが、化粧品には必要な成分でもあり、一概には悪いとは言えません。

     

    ただ、やはりお肌への負担は多少なりともあるので、敏感肌の方は特にクレンジングや洗顔料などを選ぶときには注意しておきましょう。

     

    酸化防止剤(抗酸化剤)

     

    酸化防止剤は、その名のとおり、化粧品の酸化を防止するために配合されている成分。化粧品の品質保持に役立つ成分です。

     

    代表的な成分ではトコフェロールなどがあります。

     

    化粧品自体の酸化防止だけでなく、お肌の酸化を防止する働きもあるため、アンチエイジング化粧品など、多くの化粧品に配合されています。

     

    防腐剤

     

    こちらも品質保持のために配合されている成分で、主な成分としてパラベン、安息香酸、ヒノキチオールなどが挙げられます。

     

    化粧品でよく目にするパラベンは、抗菌力が強い反面、肌への刺激が強いものから弱いものまであり、敏感肌には注意したい成分です。

     

    パラベンフリーと記載されている化粧品であっても、防腐剤が全く配合されていないわけではありません。

     

    防腐剤の安全性も昨今では非常に高くなっていますが、肌への負担が心配な方には、自然由来の防腐剤、ダイコンを配合したコスメ、HANAオーガニックがおすすめです。

     

    着色剤(顔料)

    こちらは基礎化粧品よりも、ファンデーションやチークなど、メイクアップ用の化粧品に使われる原料です。

     

    以前は着色剤も肌トラブルを招く恐れがあるものが多々ありましたが、現在では厳しい検査を経ているため、安全性も高く安心です。

     

    大きく分けて、無機顔料、タール色素、天然色素の3種類があり、その中でもまた幾つかの種類に分かれます。

     

    無機顔料
  • 体質顔料・・・タルク・マイカ・セリサイト・カオリン・シリカ・硫酸バリウム・炭酸カルシウム
  • 着色顔料・・・酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄
  • 真珠光沢顔料・・・パール剤・オキシ塩化ビスマス・雲母チタン・酸化チタン被覆マイカ
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    タール色素
  • 染料
  • 有機顔料
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    天然色素

    カルミン・カーサミン・βカロチン・クチナシ・コチニール・紅花赤

     

    まとめ

     

    敏感肌の方は、人によってかぶれたり、肌が荒れる成分が違います。

     

    自分がどの成分に反応してしまうのかしっかり把握して肌トラブルを回避するためにも、日頃から化粧品の原料表示をしっかり見ておくことが大切。

     

    ご紹介した以外にも、化粧品には様々な成分が配合されています。毎日使うものなので、自分の化粧品がどんな原料で作られているのかを把握して、お肌をいたわっていきましょう。

     

     

     

     

     

     

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