肌が敏感になってしまうのはなぜ?敏感肌の原因と治し方

敏感肌ってどんな肌?敏感肌の原因と治し方

敏感肌とは、一言で言うと、刺激に反応しやすい皮膚状態のこと。

 

厳密に言うと、医学的には敏感肌というカテゴリはありませんが、

  • 季節の変わり目や体調の変化、月経前などの要因で皮膚の感受性が高まって、皮膚のバリア機能が乱れている方
  • 肌の水分量が低下して一時的に刺激を受けやすくなった乾燥肌の方

に多く見られる症状を敏感肌と言っています。

 

程度は人によって様々。

 

乾燥がひどくなって化粧水がしみたり、自分の髪の毛が触っただけでもかゆみや赤みが出たりします。

 

時期によって、少し改善することもありますが、繰り返すことが多く、根本的にはなかなか治らないことが多い症状です。

 

敏感肌とアレルギー性皮膚炎ってどう違う?

 

 

自分の肌の症状が敏感肌なのか、それともアレルギーによる症状なのか、よく分からないということはありませんか?

 

アレルギー性皮膚炎は、人によって反応する物質が違いますが、特定の物が肌に接触するとかぶれなどを起こす症状です。

 

敏感肌の方も、汗をかくとかゆくなったり、化粧水で刺激を感じて赤くかぶれたりと、症状的にはアレルギー性皮膚炎と似ているため、区別することは難しいもの。

 

適切な敏感肌対策を行うためにも、まずは自分の症状をチェックしてみましょう。

 

あなたの敏感肌度チェック

 

思い当たるところにチェックしていってください。

一番下にチェックした個数が表示されます。

 

化粧品や日焼け止めで皮膚が赤くなったまま治らなかったことがある

肌荒れや湿疹、かぶれやニキビ、フケが出るといった症状が出やすい

常に肌が乾燥したりかさついたりして、肌に違和感を感じている

Tゾーン、小鼻、耳の周囲が荒れやすく、治りにくい

生活リズムが不規則で睡眠や栄養が十分でない

 

ストレスがたまると肌荒れを起こしたり、ニキビができやすい

 

常に体のどこかをかいていることがある

 

アレルギー反応があり、特定のアレルゲンに反応してしまう

 

チョコレートやコーヒーをよく口にする

 

季節によって肌がゆらぎ、化粧品が合わなくなる

 

いかがでしたか?

 

8個以上だと、単なる敏感肌ではなく、アトピー性皮膚炎をはじめとした、以下の皮膚疾患が疑われます。

  • 脂漏性皮膚炎
  • 尋常性ざ瘡(大人ニキビ)
  • 接触性皮膚炎
  • 光線過敏症
  • 光接触皮膚炎

この場合は、自己流で対処せず、専門医の診察を受けるようにしてください。

 

8個未満だった方は、化粧品の選び方や生活習慣を見直すことで敏感肌を回復させることも可能です。

 

こちらからは、肌荒れしない、健康な肌に育てていくための具体的な対策方法についてご紹介していきます。

 

まずは、なぜ自分が敏感肌になってしまったのか、その原因を探っていきましょう。

 

なぜ敏感肌に!?バリア機能が低下するメカニズム

 

敏感肌の直接の原因は、バリア機能の低下によるものです。

 

人間の皮膚の表面には角質層という層があり、健康な肌の方は角質細胞がきれいに整列しています。

 

 

これがバリアとなり、肌を外部刺激から守る役割をしています。

 

しかし、何らかの要因で角質細胞の整列が乱れると、その隙間から外部刺激が直接皮膚の中に入り込み、肌荒れや赤みといった炎症を引き起こします。

 

 

これがバリア機能が低下して起こる敏感肌のしくみです。

 

でも、そもそも、どうしてバリア機能が低下してしまうのでしょうか?

 

それには幾つか要因があり、それが敏感肌を引き起こす原因となっています。

 

敏感肌の原因@セラミド不足

 

セラミドは、肌内に水分を蓄えたり、角質細胞をつなぎとめる役割をしている、肌にとって重要な保湿成分。

 

でも、セラミドは加齢に伴ってどんどん減少していきます。

 

すると、肌がもともと持っている保水力が低下。

 

角質細胞がばらばらになり、バリア機能の低下を招きます。

 

敏感肌の原因A皮脂の落とし過ぎ

 

メイクや汚れをしっかり落とすために、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使っていませんか?

 

実は、クレンジングや洗顔料は、成分をしっかりチェックして選ばないと、必要な皮脂まで落としてしまいます。

 

皮脂が不足すると、肌の水分が蒸発して水分量が低下。

 

肌を極度に乾燥させ、バリア機能を低下させてしまうことになります。

 

敏感肌の原因Bストレス

 

 

ストレスがたまっているとき、肌荒れを起こしやすいなと感じたことはありませんか?

 

それはストレスを感じ続けたときに分泌される過剰なストレスホルモンの影響。

 

ストレスホルモンはストレスから自分を守るために分泌されるもので、それ自体が肌に悪さをするわけではありません。

 

しかし、過度なストレスで過剰にホルモンが分泌されると、逆に免疫のバランスが崩れ、バリア機能の低下を招いてしまいます。

 

「肌は心の状態を映す鏡」といわれるように、ストレスは肌の状態を左右するというわけですね。

 

敏感肌の原因C睡眠不足

 

最近の研究結果では、よく眠れている方は肌のバリア機能が高いということがわかっています。

 

逆に言えば、睡眠が不足している方はバリア機能が低いということ。

 

株式会社ポーラの研究では、「睡眠不足は肌のバリア機能を低下させ、肌の乾燥を促進させる」という検証結果も報告されています。

 

30代から50代の女性12名の下頬の水分蒸散量を測定。6時間睡眠の朝と3時間睡眠の朝の水分蒸散量を測定したところ、睡眠時間が短い3時間睡眠の朝の肌の方が水分蒸散量が多いことが分かりました。この結果から、睡眠不足により肌のバリア機能が低下し、水分蒸散が促進されることにより、うるおいが保たれず、肌が乾燥すると考えられます。

引用元:https://www.pola.co.jp/

 

敏感肌の原因D栄養の偏り

 

バランスがくずれた食生活を続けていると、栄養が偏り、敏感肌の引き金になります。

 

皮膚に必要な栄養が運ばれなくなり、肌のターンオーバー機能がうまく働かなくなるからです。

 

ターンオーバー機能が停滞すると、古い角質がいつまでも肌表面にとどまったままとなり、バリア機能が低下。

 

刺激への抵抗力も落ちて、敏感になってしまうというわけです。

 

肌をいたわる内と外側からの敏感肌対策

 

以上、主な敏感肌の原因についてご紹介しました。

 

自分がなぜ刺激に弱くなってしまっているのか、何となく思い当たるところがあったのではないでしょうか。

 

敏感肌を早く改善するためには、まずバリア機能を回復させることが最優先。

 

そのためには、外側と内側、両方から適切な敏感肌対策を行うことが大切です。

 

ここからは具体的に敏感肌を治す方法についてご紹介していきます。

 

敏感肌対策@セラミドを補う

 

 

敏感肌を治すために、まず一番先に行わなければならないのがセラミドの補給です。

 

といっても、口からセラミドを摂取しても、肌内のセラミドを増やすことはできません。

 

そこで活用したいのがセラミド配合化粧品。

 

化粧品に配合されているセラミドには、ヒト型、植物性、動物性、疑似セラミド等、種類がありますが、一番のおすすめはヒト型セラミド

 

ヒト型セラミドは、実際に人の皮膚や髪に存在するセラミドと同じ形状で作られたもので、肌なじみがよく、敏感肌でも安心して使える成分です。

 

こちらにヒト型セラミドを配合した敏感肌用の化粧品をご紹介していますので、ぜひこちらも参考になさってください。

ヒト型セラミドを配合した敏感肌化粧品はこちら

 

敏感肌対策Aクレンジング・洗顔料を見直す

 

 

敏感肌の方が一番気をつけなければいけないのがクレンジングと洗顔料選び。

 

必要以上に皮脂を落としてしまう洗浄力の強いものは、バリア機能の低下を招き、なかなか症状が改善できません。

 

配合成分がシンプルで、植物性の油脂を使用したものがおすすめです。

 

敏感肌を治すための正しい洗顔方法や、クレンジング・洗顔料の選び方についてはこちらで詳しくご紹介しています。

敏感肌改善のための正しい洗顔方法

 

敏感肌対策B体の疲れをとる

 

睡眠をとって体を休める

 

 

敏感肌になってしまうのは、いわば体からのSOS。

 

肌が乾燥しているところに、疲れやストレスなどが加わると、外部刺激を敏感に受け取ってしまいます。

 

肌荒れを起こしたりして、肌のコンディションが悪いときには、たっぷりと睡眠をとり、ゆっくり体を休めてあげましょう。

 

そうすることで、肌のターンオーバーが徐々に機能して、バリア機能が回復してきます。

 

ゆっくり入浴する

 

 

38度から40度ぐらいのぬるめのお湯で、ゆっくり体を温めましょう。

 

こうすると、睡眠の質もよくなり、よく眠れるようになります。

 

また体を温めることで血液の循環がよくなり老廃物を排出。

 

皮膚の表面に残っている古い角質もはがれやすくなり、肌のターンオーバーが促されます。

 

ストレスを発散する

 

 

前述したように、ストレスをためこむのは肌荒れを起こす大きな要因。

 

たまにはエステに行ったり、食事に行ったり、適度な運動をしたりと、自分の好きなことをすることも、健康な肌づくりには大切なことです。

 

心も体もリラックスする時間を作り、できるだけストレスを発散するようにしましょう。

 

敏感肌対策C栄養に気をつける

 

 

敏感肌に限らず、肌の健康を保つためには、タンパク質や糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく食事でとることが大事。

 

特に、肌に刺激を受けやすい敏感肌の場合は、皮膚の抵抗力を高めてくれる栄養素やアレルギー症状を抑えてくれる栄養素を積極的にとっていきましょう。

 

皮膚の抵抗力を高める栄養素
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • カルシウム

カルシウムには皮膚の炎症を抑える働きもあります。

 

アレルギー性の症状を抑える栄養素
  • α-リノレン酸
  • ビオチン

α-リノレン酸は、オメガ3系の亜麻仁油やエゴマ油、月見草油などの植物油に多く含まれます。

 

加熱しないでとると効率的にα-リノレン酸を摂取できるので、ドレッシングなどに活用してみてください。

 

ビオチンは、刺激の症状を起こす原因物質、ヒスタミンを抑制してくれるビタミンの一種です。

 

注意が必要な食べ物

 

 

大豆油やコーン油などのオメガ6系脂肪酸はとりすぎるとアレルギー疾患になりやすいと言われているので、要注意。

 

また、糖分のとりすぎも皮膚の抵抗力を弱めるので、肌が弱っているときは甘い物は控えめにしましょう。

 

腸内環境を整えることも大切

 

腸内環境を整えると免疫バランスが整い、バリア機能の回復を促すといわれています。

 

食物繊維や乳酸菌を積極的にとり、腸内の善玉菌を増やすようにしましょう。

 

食事で無理なときはサプリメントで補給を

 

 

忙しい生活を送っていると、毎日食事でバランスのいい栄養がとれないというときもあります。

 

そんなときは無理せず、サプリメントを活用し、必要な栄養素を補給していきましょう。

 

まとめ

 

以上、敏感肌の原因や対策方法等について詳しくご紹介しました。

 

ほとんどの場合、器質的なものではなく、季節的な要因や月経前後、体が疲労しているときなど、突発的に起こることが多い症状です。

 

早く治して健康な肌に回復させていくためには、日頃から睡眠や栄養に注意して規則正しい生活を送り、バリア機能を回復させるスキンケアを徹底することが大切です。

 

とはいえ、無理に生活習慣を変えることはかえってストレスを生む原因にもなります。

 

できるところから少しずつ取り組み、じっくり敏感肌を回復させていきましょう!