化粧品の原料(1)

化粧品の原料はどんなもの?化粧品の原料と役割<1>

化粧品には、使用用途や部位、方法に合わせて、ジェルタイプやクリームタイプ、パウダータイプや、リキッドタイプなど、いろいろな形状があり、様々な原料を使って作られていています。

 

敏感肌や肌荒れを防ぐためにも、化粧品がどんな原料で作られて、その原料にはどのような作用があるのか、しっかり知っておきましょう。

 

化粧品を構成する主な成分

 

化粧品は、主に水に溶ける性質の水溶性成分、油脂に溶ける性質の油溶性成分、油と水を乳化するために使われる界面活性剤、肌にのせたときの色合いや質感を出すための粉体、そして化粧品の品質を保持するなど、様々な働きをする添加物などから作られています。

 

それぞれの原料や性質を詳しく見ていきましょう。

 

水溶性成分

水溶性成分とは、字のとおり、水に溶ける性質の成分のこと。化粧水をはじめ、クリームなど様々な化粧品に使われています。

 

形状としては、液体状のものと粉体状のものと分かれます。それぞれに使われている主な成分と働きは以下のとおりです。

 

粉体状
  • カルボマー
  • ポリアクリル酸Na
  • カラギーナン
  •  

    これらの成分は、とろみを出すなど、テクスチャの調整や乳化を安定させるために使われています。

     

    液体状
  • エタノール・・・引き締め効果
  • BG・・・保湿・防腐効果
  • グリセリン・・・保湿効果
  •  

    これらの成分は、化粧水や乳液など、様々な化粧品に使われています。粉体状同様、テクスチャを調整して肌なじみをよくしたりする効果があります。

     

    油溶性成分

    お肌の水分の蒸発を防ぎ、水分を保つために使われる成分で、乳液やクリーム、美容液などに使われています。

     

    液体、半固形、固形の、3つの形状に分かれます。それぞれに使われている主な成分と働きは以下のとおりです。

     

    液体

    <鉱物>

  • トリメチルシロキシケイ酸
  • ジメチコン
  • ミネラルオイル(石油由来)
  • <天然>

  • スクワラン
  • ホホバオイル
  •  

     

    オイルクレンジングなどに使われているオイル成分です。保湿効果や、化粧品と肌のすべりをよくする効果もあります。トリメチルシロキシケイ酸やジメチコンは、よく耳にするシリコンのことです。

     

    半固形

    <鉱物>

  • ワセリン(石油由来)
  • <天然>

  • シア脂
  • カカオ脂
  •  

    ワセリンを使ったことがある方ならイメージがわくと思いますが、ペースト状の成分です。乳液などで、液体の油溶性分と混ぜて使うと、浸透性の高いものを作ることができます。

     

    固形

    <鉱物>

  • パラフィン(石油由来)
  • マイクロクリスタリンワックス(石油由来)
  • <天然>

  • ミツロウ
  • キャンデリラロウ
  •  

    皮膚の上に保護膜を作ってくれる、ワックスのような成分です。

     

     

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